経済学① 経済学の定義
(Ⅰ)経済学:「社会が希少な資源をいかに管理するのかを扱う学問」
(Ⅱ)手法:実証的分析、規範的分析
(Ⅲ)前提:
♦︎基本モデル1:フロー巡回図
→経済における主体とその動態を示唆
・意思決定者:家計、企業 のみ
・市場:財サービス市場(企業が売手、家計が買手)、生産要素市場(家計が売手、企業が買手)
♦︎基本モデル2:生産可能性フロンティア
→経済における数学的手法の根底を示唆
・生産可能性フロンティア(最大生産量)
=経済の作ることができる財のさまざまな組み合わせ
=生産技術×生産要素
・アイデア:希少性、効率性、トレードオフ、機会費用、経済成長
・比較優位説:
交易→消費機会の拡張:生産可能性フロンティアを超えた消費が可能
♦︎十大原理
・意思決定
1,人々はトレードオフに直面している
2,人々が受ける便益と同じだけ費用が発生する(機会費用)
3,合理的な人々は限界的な部分で考える
4,人々はインセンティブに反応する
・相互関係
5,交易 (取引) はすべての人々をより豊かにする
6,通常、市場は経済活動を組織する良策である
7,政府は市場のもたらす成果を改善できることもある
・全体感
8,一国の生活水準は、生産性によってほぼ決定される
9,政府が紙幣を印刷しすぎると、物価が上昇する
10,インフレ率と失業率の間には短期的なトレードオフが存在する
※1〜7がミクロ、8〜10がマクロ
・目的:効率←→公正 (消費税)
出典:マンキュー経済学入門